今月は三回もデコさんとライブをご一緒します。
そのうちの二回はデュオです。
ブログの中でも何度も触れていますが、私がジャズピアニストとしてピアノを弾く前、デコさんのステージを観て聴いて、
「いつか、あちら側に行って一緒のステージに立ちたい!」
と強く強く思ったのを昨日のことのようにはっきり覚えているのに、どうやらそれからずいぶん時間が経っているようです。
子供の頃から今まで、ほぼ願いは叶ってねえな!と自分の人生を毒づく私ですが、そこは神様叶えてくれてありがとうございます。
今までずいぶん沢山デコさんと一緒に音楽を共にする機会をもらっていますが、常に私には課題があります。
どうしたらもっと自由になれるか、、、
絶大な信頼のおけるデコさんに対して、私の出来る事はそれだけだと言っても過言でないと思っています。
トリオでの演奏は文句なく楽しい。
でもピアノソロは時々苦しい時もあります。
どうして苦しいかと言うと、それは長くなるのでまた機会があったらにします。
だいたい、一人で黙々とピアノに向かうのが辛くてクラシックをリタイアした私がジャズを知ってピアノソロの楽しさに気がつきました。
ピアノだけでボーカルに立ち向かうことは本当に自由であるということがとても大事。ジャズにおいてはそれをしみじみと思うのです。
どうして自由が大事なのかということも、とってもとっても長くなってしまうのでもし機会があれば。
か、お酒でも飲んで喋りたくて喋りたくて仕方ないような時に。
そして、それを十分に叶えさせてくれるボーカリストは今の私にとってはデコさんをおいて他にいません。
9月に渋谷さんとデコさんのデュオを聴きました。
やっぱり憧れの渋谷さんのピアノとデコさん、負けたとか、かなわないとかそんなんじゃないよなぁ、とうんうんとうなづきながら帰って来ました。
こんな世の中でじっくりピアノが弾けるなんて、なんて嬉しい!
お客様がいらしてくださるかなぁとかの心配はいいや。
あっ、でも、誰もいないと演奏出来ないから一人でも良いから来て欲しいな。
いや、お店にも申し訳ないからもう少し来て欲しいな。
などなど思っています。