JAZZピアニスト緑川愛のブログ

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昨日、やっとYouTubeにフルバージョンをアップすることが出来て嬉しく思います。

 

妙子さん、めぐちゃんの苦労の末の作品です。

 

私はと言えば、何度かというより結構何度もセブンイレブンWi-Fi繋ぎに行くというくらいでした。

 

元々、編集に関しては妙な自信がありました。

 

犬友の人達が、公園でワンコ達の動画を撮ってその場で、スマホ一つでサクッとそれなりの感じでYouTubeにアップしていたので、いざとなれば私がスマホで、まあ人の三倍くらいはかかっても編集してやる!という意気込みでした。

 

 

でも結局は、妙子さんもめぐちゃんも仕事があり、更に妙子さんは入院中のお母様、めぐちゃんは長い闘病中のお父様を看病しながらの忙しい中、時間を縫って編集してくれました。

 

 

私は最初に題名と最後にみんなの名前、あとは二曲繋げて、と軽く考えていたのですが一晩で大枠を編集してくれた妙子さんが

 

「やっていくうちに途中で写真を入れたりしたくなっちゃって、その写真を探したりしてたらどんどん時間経っちゃって、、、」

 

と、やっぱり出来る人がやるとそうなりますよね。

いやいや、そんなに凝らなくても、、、

と言う私の意見は却下されることに。

 

妙子さんの大枠をめぐちゃんに引き継いだ後も、ノイズが気になるとか画面が美しくないとか気になり出したらいくらでもやりたい事は増えていくようで。

 

ただ、妙子さんとめぐちゃんのやり取りを見ていて

「アートにエールを!はテイク2です」

と妙子さんが言うので、

「えっ、テイク3じゃないの?」

と私。

「三回撮った中で、最後のが演奏は一番良かったような気がするんだけど、、、」

 

すると妙子さんが

「二番目も三番目素晴らしくて悩んだのですが、二番目にしました」

 

「えーっ⁉︎絶対三番目だと思ったんだけど、二人がそういうならいいけど、めぐちゃんどう?」

 

「ごめん、音は三番目の方が良い!」

とめぐちゃん。

 

「だよね?!」

 

「・・・あの、実は三番目の方は私の背中が入っちゃってるの」

と妙子さん。

 

「そうなの?!でも演奏のクオリティ考えたら背中くらいいいよ!」

 

「やだ、ダメダメ、画像送るけど演奏中に変なオバさんが横切るのよ〜」

と半泣きの妙子さん。

 

見ると演奏途中に真剣な姿でカメラを構える妙子さんが短い間ではあるけれど思いっきり写ってる。

 

「なんか、手作り感あって可愛いよね」

「うん、私達撮影はプロじゃないんだしワイドショーとかだってたまにスタッフ入っちゃう時あるし」

 

とめぐちゃんと私で説得しても、やだやだ、ともう本泣きの妙子さん。

 

「昔から、黒子とはよく言ったもんだと思った、私せめてあの時黒いブラウス着て行けば良かった〜、よりにもよって白いの着てっちゃって、それも光沢があるの〜うわ〜ん」

 

・・・訳がわからなくなってる。

 

「いろいろ調べたけど、私の背中完全に消すのはプロでも難しい作業だって、、どうしよう」

 

すると、めぐちゃんが

「そうだ!愛さんのスマホの方で撮った画像使うか!」

 

「・・・えっと、もう必要ないなと思って削除した覚えが、、、」

 

「何っ?!」

それまでで一番恐ろしいめぐちゃん。

 

「ちょ、ちょっと待って探してみる」

 

懸命にスマホをいじると、なんと最近削除した項目というところに残っておりました。

削除まであと二日という文字を見た時は、マジ手が震えて、、

 

「申し訳ございません。セブンイレブンまで行きますので少々お待ちを」

と、パジャマを着替え右手で傘をさし、左手にスマホを握りしめて真夜中の2時にセブンイレブンの前で画像を送ったのでした。

 

めぐちゃんの懸命な編集で妙子さんの背中はなくなりました。

 

その後、デコさんや直子さんも画像を見てみたい、そりゃそうですよね、と見てもらうと

 

「私の音程が悪いのがはっきりわかる。ごめんなさい。でも声が裸のようで辛い〜」

と直子さんから泣きが入って、

 

「直子さんの音程大丈夫ですよ。裸も素敵!」

 

と言う私の意見は軽くスルーされ、みんなでビデオの音を使うかスマホの音源を使うか、めぐちゃんのマイクから取った音を使うか何度もやり取りして。

 

なんだかんだと結局時間がかかったと言う訳です。